インターネットは世界中に情報発信できるものなので、地元だけを狙って集客するなんて難しいと思い込んでたりしませんか？リスティング広告やSNS広告はユーザーの位置情報を利用して茨木市だけに広告配信を行うこともできます。
この記事で紹介する内容は、茨木市を例に挙げていますが、どの地域でも共通する集客の考え方です。どこからともなく迷い込んだ方も参考にしていただければ幸いです。
広告の種類
リスティング広告やSNS広告は、それぞれの媒体が広告配信の仕組みを提供しています。どの媒体も都道府県や市町村単位でエリア指定することができ、年齢層や性別、興味関心などで絞り込むこともできます。広告予算も自由に設定することができます。
様々な媒体がありますが、どの年代もカバーできる3つの主要な広告について解説します。
Google広告
いわゆる「リスティング広告」と呼ばれるもので、Google検索の検索結果にキーワードを指定して広告を出すことができます。ディスプレイ広告（バナー広告）を利用して様々なサイトに広告掲載することもでき、リマーケティングという手法では、一度サイトに訪れた人に広告を見せるようなこともできます。
YouTubeなどGoogleが管理する広告枠に出稿することもでき、これひとつでインターネットのほぼ全域をカバーできるといっても過言ではありません。
Meta広告（Facebook広告）
Meta社が運営するFacebookとInstagramに広告配信を行うことができます。フォローしている友人の投稿を見ようとフィードをスクロールしていると広告が流れてくる経験は誰もがあるかと思います。広告配信する側になると、ストーリーズや検索など様々な枠に投稿を流すことができます。自分のタイムラインに乗る投稿とは別に、広告用の投稿を作成して配信することもできます。
SNSは見るだけで投稿はしていなくて、フォロワーが0人でも広告を使って見ず知らずの人にアプローチすることができます。機械学習による自動ターゲティングが優れており、広告に興味を示しやすい人を選んで配信してくれる仕組みがMeta広告の強みです。
LINE広告
広告アカウントを作成するのに審査があったり、素人が始めるには難しいところもありますが、月間ユーザー数9,500万人（2023年3月末時点）を抱えるLINEのアプリ内に広告を配信することができます。
ホームページに誘導するだけでなく、LINE公式アカウントの友だち追加を促すこともでき、成果地点がわかりやすく、お客様の声を拾いやすいメリットもあります。
位置情報の注意点
それぞれの媒体は市単位の指定だけでなく、お店や特定の位置から半径1kmから広告の配信エリアを指定することができます。
ユーザーの位置情報はスマホのGPSから取得するか、位置情報が取得できない場合はIPアドレス等から位置情報を割り出して、広告が配信されます。
IPアドレスの場合は位置情報が曖昧だったり、回線によっては茨木市にいても尼崎市からのアクセスになっているようなこともあり、確実さに欠ける場合もあります。
また、その場にいるわけではなく、滞在していた履歴があったり、付近に興味関心がある場合に広告が配信されるような仕組みでもあるので、曖昧な解釈と捉えた方が良かったりもします。
配信エリアが狭かったり、人口（人流）が少ないエリアだと、広告配信が意図した通りに行われないこともあるので注意が必要です。
広告の費用感
どの広告も予算や配信期間を自由に設定することができ、1日数百円程度でも利用することができます。
オークションのような仕組みで配信の単価が決まるので、競合が多い分野で予算が少ないと、あまり多くの人にアプローチできなかったりします。特にGoogle広告の検索広告はクリック単価が割高に感じるかもしれません。
茨木市だけに広告配信を行う場合でも、競合は日本全体を指定して茨木市にも入札しているので、このようなギャップが生じます。広告で地域感を出してユーザーの興味をそそり関連性を高めることで、広告の評価が高まりオークションでも勝ちやすくなるような仕組みでもあるので、完全に不利というわけでもありません。
茨木市での広告配信エリア設計
茨木市では主要な駅の距離が近い割に、駅ごとに顧客の特性が違う印象もあり、緻密なエリア指定をするのが難しいところもあります。
- 阪急茨木駅とJR茨木駅の距離が約1.4km
- 阪急茨木駅と総持寺の距離が約1.5km
- 阪急茨木駅と南茨木の距離が約2km
沿線ごとに3駅ほど離れたエリアを狙うとしても、高槻、富田（摂津富田）、千里丘（摂津市）、はJRと阪急の距離が近く、棲み分けができなかったりします。
そこまで細かく気にせず茨木市全体を指定しても良いのですが、彩都方面から南茨木まで来店してくれるかと考えると無駄な配信エリアになってしまうことも懸念されます。逆に南茨木から彩都なら車で行くパターンも考えられます。
このように土地勘を活かした少額の広告運用は、代理店側からすると手数料に対する手間もかかりすぎるので、そこまで考えて実施してくれることは無いかと思います。
広告運用って難しい？
ここまでの説明だけでもカタカナがたくさん出てきて「よくわからない！」と思われるかもしれませんが、（これでもかなり専門用語を控えてます。笑）正直なところ広告って難しいことがたくさんあります。
この記事で紹介した広告は、誰でもアカウントを開設することができ、独学ではじめることもできます。
しかし、いざ始めてみると、管理画面の操作や設定もややこしく、各媒体が定める広告ポリシー（ルール）を守らないとアカウントを停止されてしまったり、法律で定められたルールも守らなければならなかったりします。
「自分でやってみたい」という気持ちも大切ですが、初めからプロの手を借りた方が、時間もお金も節約できたりもします。もし広告運用をご検討しているならばご依頼の有無に関わらず、お気軽にご相談ください。
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